森田 明日香
目に見えないほどの僅かな差異を、映像表現を中心としたさまざまな手法を通して顕在化する活動を行う。これまでに、ウインナーソーセージの個体差を加熱時の破裂音の違いから捉えた《Lag》、スライスロースハムの製造プロセスに着目して差異をアニメーション表現として構成した《Observing Variation: in sliced loin Hams》などがある。現在は、差異が可視化されることでその背後に潜む「事件」を彷彿とさせるような対象がなにか、そしてそれはどのような手法で可視化できるのかということをテーマに、表現研究を行っている。